愛媛県八幡浜市で新しく幼児、子供・小学生向けロボット、プログラミング教室を開校する「HighTech コダテル 八幡浜校」に、どのような経緯・想いでプログラミング教室を開くことになったのか、インタビューを行いました。

教室情報

教室名 HighTech コダテル 八幡浜校
住所 〒796-0001 愛媛県八幡浜市向灘2187
電話番号 0894-21-2629
お問い合わせ Email:info@codateru.com

[memo title=”HighTech導入校”]【経済産業主催コンテストなど受賞多数/総務省「若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業」受託】大学教授も推薦!株式会社テックプログレスが開発する、プログラミング学習と合わせて基礎学力も身につく全国唯一のITプログラミング教育教材「HighTech(ハイテック)」を導入している教室です。[/memo]

愛媛県八幡浜市でみんながワクワクできる場所を創りたい

どのような事業を展開されているのですか?

子供も、大人も、旅行者も!
それぞれのワクワクを実現できるような、使う人が育てる場所「コダテル」をつくりました。
どんな場所にしようかと考えた時、一番最初に思い浮かんだワードが ヒミツキチ でした。みんながワクワクできるような、ヒミツキチ・・・そのために、次の3つの機能を提供しようと決めました。

【学び場】(コラーニングスペース)
何かを学びたい、という気持ちを持った人に学ぶ場を提供します。ここでは学校や会社で教えられる、いわゆる勉強ではなく、生きるための学び。働き方やこれからの生き方を考えるきっかけになるような知識や経験を身につけられるようなことを中心に、学びのプログラムを企画していきます。
また、子どもと大人の境界線をあいまいに、つながりを意識したスペースにしますので、子供たちにとって生きた教材として大人たちがいる、という環境をつくりだします。地元愛を育む仕掛けづくりもここからです。

【働く場】(コワーキングスペース)
フリーランスをはじめ、複業やパラレルワークなど多様な働き方に対応するワーキングスペースを提供します。仕事の打ち合わせや商談にも利用でき、それぞれの利用者の知識·経験、仕事を共有することも可能です。
また、コラボレーションや、新しい事業の起ち上げなど、人と人の幅広い交流をめざしています。講習会や交流会、コラボイベントなど、人と人をつなぐ空間的役割も担います。

【交流の場】(コラボキャンプ)
八幡浜の外から訪れる人と八幡浜の人をつなぐ拠点の役割も担います。講演会、講習会、宿泊機能も持たせることで幅広い利用シーンを想定します。
お試し移住体験やローカルツアーなど、市外の人と地元をつなぐことで、地域活性化につなげる企てが生まれる場を提供していきます。

やり始めた経緯を教えてください

「地元はこんなに素敵な場所なのに、高校を卒業したらみんな市外に出て行ってしまう」
もっと自分の地元のことを自慢できるような、大学進学で一度は出ても絶対帰ってくると思えるような、ワクワクするような場所にしたい。
それが、起案者である私がこのプロジェクトを起ち上げるきっかけでした。
どうすれば魅力的な地元になるのか。
その答えは私自身の小学校、中学校、高校と、学生時代に経験したことにありました。小さい頃から人を楽しませること、企画することが大好きで、近所の人たちを集めて小さな運動会を企画したり、新聞をつくったり、ドラマの撮影にチャレンジしたり、高校生のお店を開店したり。
とにかくワクワクするような企てによって、地元への愛着が深まっていきました。
そうです、その「ワクワク」と「企て」こそが、私の地元愛の原点だったのです。
同じような経験を地元の子どもたちに経験してもらいたい。
そして、大人たちを巻き込んで、もっとおもしろいことにチャレンジしてもらいたい。大人たちは大人たちで、地元で働くという選択肢をもっと広げてもらいたい。
さらに、八幡浜に訪れる人たちが、この場所からいろんな刺激を受けてほしい。
そんな思いを、ギュッと詰め込んだ場所をつくろう!
そこから生まれたのが「コダテル」というヒミツキチづくりの企画でした。

他と違うポイント、特徴を教えてください

コダテルは学び場であると同時に、働く場や交流の場でもあります。場所や年齢の境界線をあえてあいまいに、つながりを意識したスペースづくりをしています。特に学び場では、学校や会社で教えられる知識ではなく、生きるための学びが中心。プログラミングをはじめ、商店街等における実地体験など、知識や経験を身につけるプログラムを企画しています。また、多世代·多ジャンルの人が交わることで、子どもたちの視野がぐっと広がることはもちろん、将来につながるような企画(事業·活動)づくりのサポートをしています。

愛媛県八幡浜市に子供がプログラミングを学べる環境を

幼児、子供(小学生・中学生)向けプログラミング教室の開校を決めた理由は何ですか?

人口減少社会の日本。愛媛県八幡浜市の人口動態も右肩下がり·少子高齢化の波が押し寄せています。特に顕著なのが「働く世代」の減少。地域の現場では都会以上に人手不足感が否めず、産業として成り立たなくなる状況にまできています。一方で、IT技術の進歩やAI(人工知能)の活用によって、従来人間が担っていた業務(役割)を機械が取って代わりうる時代にもなってきました。企業体力を維持するため、人員削減を進め、オートメーション化を進めようとする動きも出てきているのも事実です。
そんな時代の昨今。私たちはAIに負けない(奪われない)能力や経験を身につけているのでしょうか?
残念ながら、50年程前からほぼ変わっていない今の学校教育の中では、単純なことや正確なこと、答えのあることを教えており「機械でもできるスキル」を身に着けようとしています。
ではこのような中、私たちが必要とされる能力(AIには担えない能力)は何でしょうか。私は、0から1を作り出す「クリエイティブな能力」、優れたビジョンを設定し人々を導いていく「リーダーシップ」、多様な相手や課題を前にした時の「交渉力·問題解決力」が必要であると考えています。
そんな問題意識の中でコダテルでは、私たち人間にしかできない「創造的な活動(能力)」をもっと高めていく活動として、プログラミング教育をまず始めようと思いました。

プログラミングを学んだ子供(小学生・中学生)にどう成長してもらいたいですか?

「八幡浜市子ども·子育て支援事業計画」(平成27年~31年)によると、高校卒業後転出する世代(15~24歳)の存在(急激な転出増加)について「進学や就職に伴い市外に転出した若い世代が再び市内に転入することが少なく、 子育て世代の人口が減少し、高齢化を促進している」としています。
家と学校しか居場所がない子どもたちは「地域」での居場所や活躍の場、もっと言えば思い出を共有できる地域の人との関わりを持っていません。
したがって、前述の「AI(人工知能)に負けない(奪われない)能力や経験」を身につけるプログラミング教室はもちろんですが、高校卒業し進学するまでの間に「地域との関係性」を持てるかどうかは少子高齢化にあえぐ地方にとっては重要です。将来の働き方の選択の際「地域に帰り働く」という選択をそのひとつに加えてもらえるよう、コダテルでは長期的な子どもたちの能力開発やキャリア教育、居場所や活躍の場作りの活動を行っていきたいと考えています。

どのような環境・スタッフの元で学ぶことができますか?

八幡浜市向灘地区にある築70年ほどの木造2階建ての古民家をリノベーション。それが、みんなで企てるヒミツキチ「コダテル」です。この古民家、玄関から出ると八幡浜港が一望できる、ロケーションが抜群の場所にあります。天気が良い日は、外を眺めながらボーッとできる、ほんとうに気持ちの良いところです。
コダテルでは、プログラミング教室に参加するだけではなく、宿題をやったり、他のメンバーとの交流したり、イベントにも参加ができます。スタッフはもちろん、何より前向きでおもしろい人が集まっていますので、子供たちにとっても、学校や家庭では味わえない刺激的でワクワクする環境に身を寄せることができます。

今後、教室をどのようにしていきたいですか?

プログラミング教室はひとつの切り口(手段)だと思っています。ロボット教材や3Dプリンタもコダテルの中にありますので、それを使って創発的な「ものづくり」や「ことづくり」に子供たちが取り組めるプログラムを用意していきたいと思っています。また、子供たち自身が作ったものやサービスを子供たちとともに地域の中で試行してみたいですね。
将来的には、ここ(コダテル)の卒業生が地元に戻ってきて、一緒にコダテルで働けると楽しいですし、嬉しいです。